プロダクトデザイナーの深澤直人さんをディレクターに迎え、松下電工、三菱電機、日産自動車、NECなどに勤務するデザイナーとワークショップを実施し、その成果を発表するプロジェクト「WITHOUT THOUGHT」。港区・西麻布の「ギャラリー ル・ベイン」(西麻布3、TEL 03-3479-3843)で9月2日より、同プロジェクトの展覧会が開催されている。
「Without Thought」という「意識せずにしている行為がもっとも自然で、まわりと調和している。」という深澤さんの思想のもとに実施されるワークショップ。9回目となる今回は、「flower vase(花器)」をテーマに、各社のデザイナーがプロダクトデザインに取り組んだ。
会場には、ビニールテープを用いて花瓶のシルエットをつくり出すなど、ガラスや陶器ではない特殊な素材を使ったものや、割れた卵から花が生まれるイメージのもの、コンクリートのすき間から生える草花をイメージのものなど、従来にはない発想から生まれた花器が並ぶ。
同ワークショップはダイアモンド社(渋谷区)が主催する企業人の創造性開発プログラム「DMN(ダイヤモンド・デザインマネジメント・ネットワーク機構)」が主催し、1997年以来、同ワークショップを開催している。
開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。9月19日まで。