森アーツセンターギャラリー(港区六本木6、六本木ヒルズ森タワー52階)で4月24日、家具ブランドとしては初めての展覧会「メイド・イン・カッシーナ」展が始まった。主催は、イタリア家具の輸入販売などを手がける「カッシーナ・イクスシー」(渋谷区)。
同展は昨年4月~9月、イタリア・ミラノの「ラ・トリエンナーレ・ディ・ミラノ」(1923年設立、ファッション・デザイン・建築・アート・ファッション・ニューメディアのための文化機構)の展示会場で開催された。今回、ワールド・ツアーの最初の地として同ギャラリーでの開催が決まった。
会場では、300年以上の歴史を持つモダンデザインのブランド「カッシーナ」に受け継がれてきたものづくりの哲学を紹介する。ル・コルビュジェ、フランク・ロイド・ライト、フィリップ・スタルクなど建築家やデザイナーとの出会い、デザイン史に果たしてきた業績を、国内初公開作品を含む約100点のチェア、テーブル、ソファなどのほか、解体したプロダクトや製品化以前のプロトタイプ展示を通じて紹介する。
同社の広報担当者は「会場では写真、図面、映像などを多様するほか、カッシーナの家具を実際に体感できるコーナーも設けている。この機会にぜひお越しいただければ」と話す。
開館時間は、月曜・水曜・日曜・祝日=10時~20時、木曜・金曜・土曜・祝前日と4月29日~5月6日=10時~21時。入館料は一般1,000円ほか。6月7日まで。