東京ミッドタウン(港区赤坂9)をメーン会場に10月30日より、複合デザインイベント「DESIGNTIDE(デザインタイド)TOKYO 2009」が開催される。
同イベントは、2004年に終了した「東京デザイナーズブロック」を継承するデザインイベントとして2005年に第1回を開催。インテリアやプロダクト、ファッション、アートなど幅広いジャンルの企業やデザイナーなどが国内外から集結した。第1回以来、原宿・明治通り沿いの空きビルだった「東洋ビル」(既に建て替え)、千駄ヶ谷・国立競技場と毎年メーン会場を変えてきたが、昨年からミッドタウンに拠点を構えている。今年で5年目を迎えた。
クリエーターが新しいデザインを提出し、メーカーやバイヤーとトレードを行うデザインタイドのメーンイベント「TIDE EXHIBITION(タイドエキシビション)」には気鋭のクリエーター42組が参加。硬質アルミニウム線を溶接やボルトを使わずに手作業でくみ上げたチェアを出展する岡本光市さん、モノだけでなく気持ちも一緒に包み込めるような新感覚の緩衝材を提案するデザインユニット「minna」、ファッション、インテリアなどへテキスタイルパターンを提供している水田祐史さん、食への関心の種まき「やさいのカードプロジェクト」を展開する酒井博基さんなど。
このほか、展示されたデザインを実際に購入できる「TIDE MARKET(タイドマーケット)」には14組が参加。韓国若手デザイナーのプロダクトを展示・販売する「Seul Young Designers Pavilion」、産業資材のような機能を持つ素材から作られたアクセサリーを提案する「坂雅子/scrylic」、ハンドルと袋部分を自由に組み合わせることのできるバッグのシリーズ「植木明日子/プルンニー」など。
メーン会場以外の都内ショップやギャラリーを会場にしたイベント「TIDE EXTENSION(タイドエクステンション)」は37拠点で開催される。
ミッドタウンではデザインイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」(10月23日~11月3日)も開催中。長井一正さん、青葉益輝さん、青木克憲さんなどアーティストと瓦製造業者とのコラボレーション作品を展示する「JAGDA KAWARA EXHIBITION」やデザイナーと直接コミュニケーションしながら、デザイン作品を手に入れることができる「デザイナーズフリーマーケット」などが開催されている。
開催期間は、10月30日=15時~21時、31日~11月2日=11時~21時、3日=11時~17時。入場料は1日1,000円。