六本木ヒルズ(港区六本木6)でアカデミーヒルズで11月28日、全国の小中高生を対象とした「Google」ロゴをデザインするコンテスト「Doodle 4 Google」(ドゥードゥル フォー グーグル)の表彰式が開催された。
同コンテストは世界各国で実施されており、日本では昨年初めて開催された。「Doodle」 とは、いたずら書きを意味する英語で、祝日や偉大な発明の記念日などに変更するGoogleロゴのことを、同社では「Doodle」とし、一般的にはホリデーロゴと呼んでいる。
2回目の開催となる今回のテーマは「地球のなかまたち」。約9万点の作品が集まった。Google社員と特別審査員で構成した審査委員会で一次審査を行い、40作品を地区代表として選出。その後、公開投票・オンライン投票、Googleウェブマスター、特別審査員などによる最終審査委員会で部門最優秀作品4点を決め、その中からグランプリ作品1点を選んだ。
部門優秀賞には、小学校低学年部門(小学校1~3年生)から「動物のうしろすがた」(伊藤圭太さん)、小学校高学年部門(小学校4~6年生)から「きらわれたってぼくらも地球の仲間」(安達開さん)、高校生部門(高校1~3年生)から「自然に生きる動物たち」(吉本結さん)の3作品が選ばれ、鴨川市立鴨川中学校2年生の鈴木千尋さんの作品「地球に咲かせたい、やさしい花を」がグランプリに輝いた。
グランプリ作品は11月29日、「Google.co.jp」のトップページに掲出して世界に発信するほか、部門賞を受賞した学校にはPC購入助成金を贈る。
グランプリを受賞した鈴木さんは「陸と水の2つをちょうどよく合わせた時に地球が誕生したのではないかと思って作った」とし、同社ウェブ マスター マネジャーのデニス・ホワンさんは「自分が子どものころだったらこんな緊張感のある場に耐えられないと思う。皆さんにはこれからも絵を描き続けてもらいたい。それが日本のクリエーティブを担っていくと思う」とエールを送った。