東京ミッドタウン(港区赤坂7)に12月10日、金沢の老舗酒蔵「福光屋酒造」のショップ「SAKE SHOP 福光屋 東京ミッドタウン店」がオープンする。店舗面積は20坪で、店先には立ち飲みスペース「SAKE BAR」も設ける。
1625年創業の福光屋。直営店は二子玉川、銀座に次いで県外3店舗目。純米蔵として伝統ある福光屋の日本酒のほか、「米を発酵させること」を基軸に開発を進める自社製の調味料、食品、化粧品なども置く。特に化粧品は自社ブランド「アミノリセ」のアンテナショップという位置付けで「六本木を訪れる多様な女性にアピールしていきたい」と企画室の岡本亜矢乃さん。
SAKE BARでは、福光屋の「黒帯」「加賀鳶」などの日本酒を、石川県産の食材を使った酒肴とともに提供する。日本酒のほかリキュールや焼酎もそろえ、日中は同酒造が展開する「酒蔵のスイーツ」なども提供する。
新店のコンセプトについて、岡本さんは「玉川店ではデーリーユースをコンセプトに豆腐などの食品も展開しているが、ミッドタウン店は六本木という土地柄から洗練されたイメージで展開する」と話す。
さらに、「福光屋酒造は日本酒の消費が減少する中、女性を中心に日本酒の消費拡大を図ってきた。そのために味はもとよりラッピングなどのデザインの面でも工夫をしてきた」とも。
オープン初日の10日はオープニングイベントとして、17時から振る舞い酒を行うほか、商品購入客にカップ酒または甘酒を進呈する。
営業時間は11時~21時。