茨城県と茨城県観光物産協会は特産品である「アンコウ」をPRするため、東京タワー(港区芝公園4)で12月17日、「茨城あんこうフェア」が開催されている。あんこう鍋1200食を無料で振る舞うほか、アンコウのつるし切り実演、特産品の無料配布などを行っている。
茨城県はアンコウの本場として知られ、特に冬場は強い潮流に耐えるため夏よりも脂肪を蓄え、脂が乗ってコラーゲンも豊富になる。そのアンコウの良さを知ってもらおうと、県外では初となる大規模なイベントを開催し、PRする。
茨城県商工労働部観光物産課・課長補佐の横山さんは「アンコウの本場は何と言っても茨城、他にもアンコウを売りにしているところはあるが、今回、東京の中心部でこのようなイベントをやることで改めて『あんこうの本場・茨城』をアピールしていきたい」と話す。
13時から行われたアンコウのつるし切りの実演では約11キロのアンコウが見事な手さばきで解体されていく様子を多くの人が見守り、大きな「アン肝」が取り出されると歓声が上がった。実演後のアンコウ鍋の配布には150人以上が列を作り、寒空の下、温かいアンコウ鍋に舌鼓を打った。
無料で配られるあんこう鍋に使われるあんこうの量は約300キロ。配布は18時まで6回行い、各回200食、計1,200食を提供する。