六本木ヒルズ(港区六本木6)の森アーツセンターギャラリーで4月22日から、前回30万人を動員した人気イベント「スカイプラネタリウム2~星に願いを~」が開催される。
前回同様、総合プロデューサーを務めるのは大平貴之さん。大平さんは、大学在学中に個人製作は不可能といわれていたレンズ式プラネタリウム「アストロライナー」の開発に成功。2004年、投影星数560万個の「MEGASTAR-II cosmos」を日本科学未来館と共同開発し、「世界一先進的なプラネタリウム」としてギネスワールドレコーズに認定された。その後も投影星数2,200万個を誇る「SUPER MEGASTAR-II」を発表するなど、プラネタリウム界の第一人者として国内外で活動している。
会場は4つのエリアで構成し、前回よりもグレードアップしたプログラムが並ぶ。北斗七星などの春夏の星座が浮かぶ「東京スターリーナイト」では、スカイデッキからの星空を再現し、世界初のプラネタリウム「3Dスカイウォーク」は、星の数を4000個から5000個に増やした。宇宙空間シミュレーター「ユニビューシアター」では、シアター形式を取り入れたことで臨場感を増し、宇宙船のコックピットに座っているような体験ができるほか、従来のプラネタリウムの100倍の星が広がる「メガスター」はデジタル映像を加え、オーロラや雪なども登場する。
震災復興への願いを込め、サブタイトルを「星に願いを」にした。会場では著名人から寄せられた震災復興応援メッセージを掲出するほか、来場者が参加できるメッセージコーナーも設け、同展の収益の一部は義援金として寄付する。「こういう時期だが、こんな時だからこそ満天の星を見て心を癒やしてもらいたい」と森アーツセンター広報の内田芽亜理さん。
期間中、プラネタリウムや宇宙に関する豆知識が詰まったキッズガイドを小学生以下の来場者全員に進呈するほか、スカイデッキでの天体観測会なども予定。
開催時間は11時~22時(金曜・土曜・休前日は23時まで)。入場料は、一般=1,800円、学生(大学・高校生)=1,300円、子ども(中学生~4歳)=800円。6月26日まで。