麻布十番に8月1日、お茶と日本酒が楽しめるカフェ&バー「Munni(ムーニ)」(港区麻布十番2、TEL 03-6459-4162)がオープンした。経営はCBS企画(豊島区)。
店舗面積は約202平方メートル。席数は、1階=20席、2階=24席。全面ガラス張りの明るい店内に、ベビーカーを押して入れるようテーブルをゆったり配置した。「スタッフは全員小さい子どもがいるが、子連れでおいしいお茶の飲める店がなかった。公園が目の前という立地なので、お母さんたちが気兼ねなくくつろげる空間にした」とスタッフの権並文子さん。店内には子どもが楽しめるおもちゃや授乳室、おむつの交換台、おむつのストックなども用意した。
「日本茶も紅茶も同じ茶葉なのに、製法の差で色や香り、味わい方が全く違って面白い。文化の違いを楽しんでもらいたい」と日本茶インストラクターの資格を持つ権並さん。「精神的に落ち込んでいたときに上司においしいお茶をいれてもらい、なぜこんなにおいしいのだろうと、お茶の魅力に目覚めた」という。
スタッフは全員が着物を着て、客の目の前でお茶をいれる。「お茶は葉の量、温度、蒸らし時間、そして心のあり方でおいしさが決まる。目の前でコミュニケーションを取りながらいれることで、お茶の素晴らしさを知っていただければ」と、自らこだわり選んだ茶葉の特長を生かしたいれ方でサービスする。
日本茶と紅茶はそれぞれ、「イメージを変えたい方」「飲み方を探求したい方」の2種類に分け、茶葉を用意した。日本茶は現在、「ミント茶」「深蒸しブレンド」(以上400円~)、「さえみどり」「あさのか」(以上、鹿児島産550円~)、「玉露(さえみどり)」(京都産600円~)、紅茶は、「ライチティー」「バレンシア」(以上400円~)、「アールグレイ クラシック」(600円~)、「夏摘みアッサム」「ウヴァ」(以上650円~)などをそろえる。お茶菓子(600円)の用意もある。
17時以降はバーとなり、日本酒をメーンにこだわりの酒とつまみを提供。「陸奥八仙 夏どぶろっく 純米にごり生酒」「伯楽星 純米大吟醸 雄町」「東洋美人 特別純米」などの日本酒(500円~)や、「森伊蔵」「魔王」「伊佐美」などの焼酎(600円~)、オリジナルカクテル(700円)などもそろえる。氷見でとれた魚を使った料理(650円~)や、肉か魚が選べるコース料理(3,500円)なども。
営業時間は、ティータイム=9時~17時(キッズタイム=9時~14時)、バータイム17時~翌5時(8月中は24時まで )。