六本木ヒルズ(港区六本木6)の森アーツセンターギャラリーで10月8日から、人気ゲームソフトの展覧会「誕生25周年記念 ドラゴンクエスト展」が開催される。
1986(昭和61)年の発売以降、全シリーズの累計出荷本数約5180万本を誇る「ドラゴンクエスト」は、発売日に店頭で大行列ができるなどの社会現象まで起こした国民的ゲームソフト。
誕生25周年を記念して開催する同展は、過去の作品の歴史を振り返りながら、その世界観や手法、社会的意義について、豊富な資料と共に紹介する本格的な展覧会。
目玉となるのは、過去の作品を振り返りながらゲームの世界を体感できる「第1章 伝説の冒険」。来場者は「冒険の書」を手に冒険者となり、会場内に用意された謎を解いていく。エリアの最後では、「ドラゴンクエスト」第1作の最強の敵「竜王」が待ち構えており、ゲームの中に飛び込んだような臨場感を味わえるという。
「第2章 導かれし記憶」では、過去の作品から最新作のゲームを楽しめるコーナーのほか、作り手である堀井雄二さん、鳥山明さん、すぎやまこういちさんの初期資料や企画書、ラフスケッチなどの資料も展示し、「第3章 新たなる旅立ち」では、現在開発中の作品の世界観やキャラクターを紹介。
冒険者たちが集う場所「LUIDA'S BAR(ルイーダの酒場)」も出店し、人気キャラクターやモンスターをモチーフにしたスイーツやドリンクを提供する。
森アーツセンター広報の内田芽亜理さんは「ゲームの世界を疑似体験できるなど、展覧会としては他にはない初めての形。ファンだけでなく、ゲームをしたことのない人でも楽しめる内容になっている」と話す。
開催時間は11時~22時(金曜・土曜・祝前日は23時まで)。入場料は、一般=1,800円、学生=1,300円、子ども=800円。12月4日まで。