東京ミッドタウン・ガーデンテラス2階に6月6日、軽井沢のみそしょうゆ店「酢重正之商店」(長野県軽井沢町)が展開するダイニング「酢重ダイニング 六角」(港区赤坂9、TEL 03-5785-1717)がオープンした。運営はフォンス(麻布十番)。
酢重正之商店は1827年創業のみそ蔵「酢重丸五商店」の流れをくむ店で、信州みそやしょうゆ、黒酢など信州の特産品を販売する。飲食店は軽井沢とシンガポールにレストラン、新丸ビルと渋谷ヒカリエにダイニングがあり、同店が3店舗目。系列店に共通する特徴は日本の伝統食材と信州の産品に焦点を当てていることで、みそやしょうゆといった日本人の日常に欠かせない調味料を使って厳選された食材をシンプルな調理法で提供する。
席数は124席。日本酒に力を入れ、信州の地酒を中心に常時20~25種類をそろえる。店内には味の好みや食べ物との相性も考えてお酒を提供する日本酒バーも設ける。「季節ごとに信州の酒造の中から一つをピックアップし、そこの酒造のフェアのようなものを行う予定。現在は佐久の花酒造をピックアップし、限定品の大吟醸無濾過原酒などもそろえている」と同店スタッフ。メニューは「真澄ゴールド 小グラス」(420円)などで、東京ミッドタウン店限定のものとして地酒3種類を自由に選んで飲み比べられる「利き酒セット」(1,000~1,300円)も提供する。
野菜は主に信州の有機栽培のものを使用。その他の食材も信州産のものを多く用い、米は長野県の佐久地区で栽培されたコシヒカリ1等を銅釜で少量ずつ炊く。メニューは「酢重のおみそと新鮮野菜の盛り合わせ」(1,280円)、「信州味噌の鯖煮」(1,260円)、「信州牛の赤身ステーキ」(2,450円)、「ご飯と味噌汁のセット」(860円)など。
「桜並木やミッドタウン・ガーデンに面しているので、多くの席から緑を眺めることができるのも魅力。桜の季節にはすぐに満席になってしまうのではないか」とも。
営業時間は11時~24時。