10月20日からTOHOシネマズ六本木ヒルズ（港区六本木6）などで開催される「第25回東京国際映画祭」の記者会見が9月20日に行われ、元AKB48で女優の前田敦子さんがアンバサダーに就任にしたことが発表された。

　今年で25回目を迎える同映画祭は、TOHOシネマズ六本木ヒルズをメーン会場とする日本最大級の映画祭で、9日間で100以上の作品を上映する。会見では、同映画祭チェアマンの依田巽さんが「これまで国際的な認知を高めることを目標にやってきて、5年前と比べてコンペティションへの応募草品はおよそ倍になり、昨年サクラグランプリを受賞した『最強のふたり』はその後、世界的なヒット作品となった。今後もクオリティーを高め、世界に誇る映画祭にしたい」とあいさつ。

　コンペティション部門に出品される「フラッシュバックメモリーズ3D」の松江哲明監督は「コンペに出品が決まったと聞いたときは一人で焼き鳥屋でひっそりと祝杯を上げた。映画は観客に見てもらって初めて完成するので、映画を完成に導いてくれるいいお客さんとの出会いを楽しみにしている」と話した。同時に、南アフリカ映画の「アクセッション－増殖」、ニック・カサヴェテス監督の「イエロー」などコンペティション部門に出品される15作品と、審査委員長に映画監督のロジャー・コーマンさんが就任することも発表された。

　続いて、アンバサダーに就任した前田さんが登場。映画の楽しさを多くの人に広めるという役割に前田さんは「私自身本当に映画が好きなので、たくさんの映画人の方と交流できるのを楽しみにしている。多くのお客さんに楽しんでもらう手伝いができれば」と話し、「女優としては強い女性を演じてみたい。求められる女優になりたい」とも。

　映画祭の開催期間は10月20日～28日。10月6日から前売り券を発売する。入場料は一般＝1,000円ほか。