六本木に12月20日、「フォトコンプレックス」スタイルの写真館「GRATZ(グラッツ)」(港区六本木7、TEL 0120-388-553)がオープンした。経営はスタジオアリス(大阪市北区)。
「不思議の国のアリス」をイメージしたスタジオ「スウィートラビリンス」
店舗面積は296坪。「映画のワンシーンのような美しく、印象深い写真が残せる」をコンセプトに、映画のセットのようなスタジオ5室を備える「フォトコンプレックススタジオ」として運営。セットは数々の有名な邦画のセットを担当しているサンク・アール(世田谷区)が担当。照明や光の入り方にもこだわり、ドラマチックな背景なども常設。コマーシャル撮影や雑誌のカバー撮影と同様の撮影方法を可能とする。
スタジオは、自然光あふれる西洋の庭園を思わせる「サニースポット」、クラシカルなチャペルをイメージした「グレイスフルクラウン」、童話「不思議の国のアリス」をイメージした「スウィートラビリンス」、「時」をテーマにノスタルジックなムードを演出する「ドラマティックタイム」、「ここから始まる」という意味を込めた「シアターゼロ」の5室。
カメラマンをはじめ、スタッフには全て女性を起用。カラーコーディネートに関する専門技術の研修を受けたスタッフが、衣装からヘアメークまでをトータルにコーディネートする。膨大な数の婚礼衣装のほか、列席者用、成人式用の衣装などもそろえ、例えばブライダルや成人式プランでは、本人を含む6人までの衣装・小物・ヘアメーク代も込みのプランとして展開する。撮影した写真は、持ち歩けるサイズの「マガジン」、新聞のような「ジャーナル」、作品として完成された「アルバム」などの商品にして提供する。
「震災で損傷したり失われたりした写真を復元する活動をしていく中で、写真というものがいかに大切なものか痛感した。人生の節目に満足していただける写真を残す手伝いをしたい」と同社の川村廣明社長。
営業時間は10時~20時。水曜定休。料金は、ブライダル・成人式=9万9,800円~、エンゲージメント・アニバーサリー=3万8,000円~、卒業・入学式=4万8,000円、ワンショット=1万5,000円~など(撮影、プランごとの衣装、ヘア、メーク、アルバムなどの商品代込み)。