六本木ヒルズ(港区六本木6)で2月15日から高木正勝さんらが出演する音楽ライブやteamLabなどメディアアート作品の展示イベント「メディア・アンビション・トウキョウ」が開催される。主催は公益財団法人CG-ARTS協会(中央区)。
2月13日から24日まで国立新美術館などで開催される「第16回 文化庁メディア芸術祭受賞作品展」の企画・運営を行う同協会が「新しいカルチャーの創出」を目指し初開催する同イベント。担当者はその狙いについて「戦後から現在に至るまで新しいメディアの登場とともに、新しい文化を生み出してきた日本のポテンシャルを生かし、既存のジャンルや定義を超えた新しい文化や才能を見いだし、世界に向けて指し示していくことで、日本のネクストビジョンを発信していく」と話す。
ライブイベントは、アーティストとして原田大三郎さん、高木正勝さん、オープンリールアンサンブル、DJはテイ・トウワさん、電気グルーヴのピエール瀧さん、MOODMANさん、鈴木哲也さん、HICOさん、RUBYさんらが参加。会場は六本木ヒルズ52階東京シティビュー。「一見するとクラブイベントっぽいが、さまざまなジャンルや世代の出演者に出ていただくことでそれを融合したいという思いがある」と担当者。
メディアアート作品は六本木ヒルズアリーナと東京シティビューに展示。アリーナでは第16回文化庁メディア芸術祭でエンターテインメント部門大賞を受賞した「Perfume "Global Site Project"」を手掛けるライゾマティクスによるPerfumeを素材にした体験型メディアインスタレーション「Physicalizing Data by Rhizomatiks」を展示。東京シティビューにはウルトラテクノロジスト集団teamLabによる日本の古典絵画を題材にしたアニメーション作品「花と屍(しかばね) ?落 十二幅対」を展示する。
メディア芸術祭との関係について「全てを国主催でやることは無理があるし、現在の4部門の枠組みからこぼれ落ちてしまうような新しい分野に光を当てていくことも必要。それぞれがやるべきことをやって新しい文化領域を創出していく両輪のようになっていきたい」とも。
ライブイベント(2月15日)の開催時間は20時~翌4時、入場料=5,000円(東京シティビュー入場料込み)。メディアアート作品は2月15日~17日まで展示、観覧無料(東京シティビューは入場料が必要)。