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東京ミッドタウンで体験型イベント「デザインあ」展-NHK教育番組から発展

会場の至るところに、遊びながらデザインに触れ、感性を刺激する工夫がされている

会場の至るところに、遊びながらデザインに触れ、感性を刺激する工夫がされている

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 東京ミッドタウンの「21_21 DESIGN SIGHT」で2月8日、「デザインあ展」が始まった。

「動く『あ』」(tha ltd.)は、人の動きに反応する

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 2012年にグッドデザイン大賞を受賞したNHK Eテレの教育番組「デザインあ」を、展覧会という形に発展させた同企画。番組同様、ディレクターにグラフィックデザイナーの佐藤卓さん、ウェブ・インターフェース・映像ディレクターの中村勇吾さん、ミュージシャンの小山田圭吾さんを迎え、「デザインマインド」をテーマに展開する。

 日々の生活や行動をする上で欠かせない洞察力や想像力。そして無意識に物事の適正を判断する身体能力。同展では、次世代を担う子どもたちはもちろん、大人も豊かな感受性を保ちながらこれらの能力(デザインマインド)を養えるよう、音や映像を駆使し、全身で体感できる「体験型」の展示とした。

 「デザインは誤解されている。よくわからないと言っている人も多い。だけど意識していないだけで誰もが接している。格好よく、すてきで、特別なものだけがデザインではなく、さまざまなものの中に試行錯誤がある。一度気付いてみてもいいのでは、子どものときに興味を持つきっかけがあってもいいのではと思い、番組をスタートした。展覧会という場所は体ごと来ていただく場所。全ての感覚を総動員してデザインを感じてほしい」と佐藤さん。

 参加作家は、阿部洋介さん(tha ltd.)、岡崎智弘さん、緒方壽人さん(takram design engineering)、折形デザイン研究所、studio note、Perfektron、plaplax、山田悦子さん(むす美)。「作家と一緒に大人が本気を出しながら子どもと楽しめる。子どもたちが走り回ったり場所を取り合ったり、展示と遊園地の中間のような場所になったらうれしい」と中村さん。「自分たちも楽しんで作っているので、皆さんも楽しんで」と小山田さん。

 期間中、3人のディレクターが「デザインマインド」について話すトークイベントや、音楽のワークショップ、六本木アートナイト特別企画などを予定する。プログラムはウェブサイトで確認できる。

 開館時間は11時~20時。火曜休館(4月30日は開館)。入場料は、一般=1,000円、大学生=800円、中高生=500円、小学生以下無料。6月2日まで。

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