麻布十番に2月14日、チーズ専門店「フェルミエ」の支店「フロマージュカフェ・フェルミエ」(港区元麻布3、TEL03-6721-1377)がオープンした。経営はフェルミエ(港区)。
店舗面積は8.9坪、店内に4脚、店頭に2脚椅子を置き、ワインやコーヒー、パンなどと共に、手軽にチーズを楽しめるようなスタイルをとる。
1996年、日本で初めての輸入チーズ専門店として1号店を青山にオープン。その後、渋谷、愛宕と場所を移し、現在は愛宕のほかに渋谷、品川、札幌に支店を展開。今月14日には27周年を迎える。「フェルミエ」には「農家製の」「手作りの」という意味がある通り、大切に「手作りし続けてきた」農家のチーズを専用のバックヤードスペースで手入れしながら丁寧に扱う。
麻布十番店には常時40~50種類のチーズや、チーズを楽しむためのジャムや蜂蜜、チョコレート、オリーブオイルなどの食材などをそろえるほか、王道といわれるチーズは、スーパーなどに並んでいるものは控え、「本格的に作られた食べやすいものに絞った」(同店)という。月ごとの限定商品として、3月は桜の葉にくるまれたイタリア産の「ラ ロッサ」(100グラム、1,659円)と、「ピスタチオの蜂蜜漬け」(2,205円)を並べる。
「以前この場所にあり、好きで通っていたコーヒー専門店『クロップショップ』が手狭になって引っ越すという話を聞き、社長を口説き落として出店した。商店街なので地域密着型のパリの横町のような店になればうれしい」と店長の斎藤節子さん。コーヒー好きが高じて、クロップショップから取り寄せたコーヒー豆を販売するほか、店内でひいたコーヒー(400円)をドリンクメニューとしても提供する。店内ではこのほか、チーズ4種とオリーブ2種・パンのプレート(525円)や、チーズ5種とレーズン・パンのプレート(630円)、グラスワイン(500円)なども提供する。
営業時間は12時~20時。火曜定休。