東京ミッドタウン(港区赤坂9)が才能あるデザイナーやアーティストを発掘・応援するデザイン/アートコンペ「Tokyo Midtown Award」が今年も開催されることに決まった。現在、昨年のアート部門の受賞者による「ストリートミュージアム」も開催されている。
新しい才能を発掘し世界に発信する育成型のコンペティションとして2008年に創設された同賞は今年で6回目。毎年テーマを設け作品を募集しており、今年のテーマはアートコンペが昨年に続いて「都市」、デザインコンペが「まん中」に決定した。
応募期間はアートコンペが5月16日~6月6日、デザインコンペが7月1日~29日、応募は個人またはグループで39歳以下なら誰でも可能。アーコンペでは入賞者には制作補助費として100万円を支給し、入賞者の中からグランプリ(1点)、準グランプリ(1点)、優秀賞(4点)を選出。デザインコンペではグランプリ(1点)、準グランプリ(1点)、優秀賞(1点)、審査員特別賞(5点)を選出する。
受賞作品は10月18日~11月10日(予定)の間、東京ミッドタウンに展示するほか、デザインコンペのグランプリ受賞者を香港で行われる「Business of Design Week」に招待するなど、発表、商品化の機会を設けており、過去の受賞作からは「富士山グラス」などヒット商品も生まれている。
現在、東京ミッドタウンでは発表の機会の一つとして、2012年のアートコンペ入賞者の新作を展示する「ストリートミュージアム」を開催。グランプリ受賞者の太田遼さんの「君は、中に入れるか?」、準グランプリ受賞者の宮本宗さんの「Climbing on the Roof / Life-sized scenery」、入賞者の大村雪乃さんの「Beautiful Japan」、角文平さんの「SPACE HOUSE」、下平千夏さんの「β-咽ぶ」、林田健さんの「心臓」を、それぞれプラザ地下1階に展示している。
応募要件など詳細はホームページで確認できる。「ストリートミュージアム」の開催は今月14日まで。