森ビル(港区六本木6)は4月3日、今年2月に行った「東京の街」「10年間の東京の街の変化」についてのリサーチ結果を公表、「現代の東京らしい街」として六本木が1位に選ばれるなどの結果を発表した。
六本木ヒルズが開業10周年を迎えるにあたり、同社は首都圏在住の20~50代の男女516人を対象に、「東京の街」と「10年間の東京の街の変化」に関する意識調査を2月28日に実施した。
「現代の東京らしいと思うエリアはどこですか?」という質問(最大3つまで回答)に対しては、「六本木」が49.6%で1位、「銀座・有楽町」が44.6%で2位、「渋谷」が36.0%で3位という結果に。「この10年間で最も変化した東京の街はどこですか?」という質問(1つを回答)では、「秋葉原」が21.7%で1位、「六本木」が20.0%で2位、「お台場」が13.0%で3位となったが、40代50代では「六本木」の回答が最も多かった。
また「あなたが今後、東京で最も期待する体験はどのような体験ですか?」との質問に対しては「文化的体験」が40.1%で1位となり、「国際的体験」(27.3%)、「人々との交流」(24.4%)などを大きく上回った。そして、「東京の街の中で『新しい情報や文化に溢れている街』に当てはまるエリアは?」という質問では、「六本木」が36.8%で1位、「渋谷」が33.1%で2位、「青山・表参道」が32.0%で3位となり、六本木が「文化的なエリア」として現代の東京を代表する街と認識されていることが明らかになった。
「この10年間で最も変化した東京の街はどこですか?」の質問に「六本木」と答えた103人に10年前と現在の六本木のイメージについて聞いたところ、1位・2位は「外国人が多い街」「大人の街」で変化がなかったが、「ショッピングスポット」という回答が8.7%から43.7%に増加して3位になり、「親子・家族が楽しめる街」という回答も4.9%から27.2%に増加した。逆に「危険・怖い街」という回答は24.3%から6.8%に減少し、この10年間で六本木の街のイメージが変化したことが分かった。