東京ミッドタウン・デザインハブ(港区赤坂9)で5月16日、19の企業の社会課題の解決に向けた取り組みを展示する「未来を変えるデザイン展」が始まった。主催は日本財団(赤坂1)。
企業の社会課題の解決への挑戦を紹介。参加19社は「光のカプセル」と展示パネル、展示キーワードでその取り組みを紹介する。「光のカプセル」には黒と白で縁取られた2つの穴が開き、黒の穴からのぞくと「課題」が、白の穴からのぞくとその課題が解決した17年後の「未来」が見える仕組み。
参加企業は取り組む課題により5つのグループに分類。テーマと参加企業は、「エネルギー」=JR東日本、NEC、三菱ケミカルホールディングス、三井物産、「復興」=ホンダ、リバースプロジェクト、キリン、三菱商事、「農業」=ワタミ、ラッシュジャパン、パタゴニア、ロート製薬、「教育」=エイチ・アイ・エス、グリー、凸版印刷、「コミュニティ」=ヤマハミュージックジャパン、トヨタマーケティングジャパン、リコー、富士通。
トヨタマーケティングジャパン(文京区)は「AQUA SOCIAL FES!!」を活動に取り上げる。「社会の課題に気づき行動を起こした人。地域コミュニティーと繋がれず一人でゴミを拾っている」を課題に、「AQUA SOCIAL FES!!がコミュニティーの仲間との出会いを提供、日本全体に活動の輪が広がっていく」を未来としている。
期間中は、コピーライターの並河進さんによる「Social Design 社会をちょっとよくするプロジェクトのつくりかた」、ループス・コミュニケーションズの斉藤徹社長による「BE ソーシャル~~未来を変える、これからの次代の企業のあり方」、デザイナーNOSIGNERさんによる「ゴミアートで世界を変える~ごみをアートに変えよう!ワークショップ」などのセミナーやワークショップを開催。参加企業のイノベーターや社内起業家と対話できるイベント「ストーリーナイト」も5回にわたり開催する。
開催時間は11時~19時。入場無料。6月11日まで。セミナーなどの詳細はホームページで確認できる。