東京タワー（港区芝公園4）で5月30日、「2020東京五輪熱望ランニングイベント」が開催された。主催は、スポーツのチカラProject実行委員会。

　同日は、2020年オリンピック・パラリンピック開催都市決定100日前にあたり、マラソンランナーの千葉真子さん、EXILEのパフォーマー・TETSUYAさん、タレントの増田有華さん、東京タワーアンバサダーでバイオリニストのMeiさんが登場。「スポーツのチカラで日本を元気に！」をテーマに、トークや祈念ランが行われた。

　五輪カラーのTシャツで登場した4人。「私がオリンピックに出場したとき、オリンピックはみんなのものだとひしひし感じた。ロンドンで開催されたときも遠いのにドキドキワクワさせてもらったじゃないですか。ぜひ日本でオリンピックに参加して、体験し、喜びを分かち合ってほしい」（千葉さん）、「今EXILEもツアー真っ最中。何回やってもツアーは楽しい。踊っているときにお客さんと目が合い、笑顔の交換をし続けられる。ダンスはスポーツだと思う瞬間がよくある。いつかダンスがオリンピック競技として認められて、世界中の人と笑顔の交換ができたらいいなと思う」（TETSUYAさん）などとコメントした。

　それぞれのゲストは、「東京に招致できたら」の公約も発表。「聖火ランナーがかっこよく走れるよう裏技を伝授します」（千葉さん）、「開会式で踊ります」（TETSUYAさん）、「富士山の頂上で歌います」（増田さん）、「フリーライブを行います」などとボードに書いて見せた。

　会場には、一般ランナー100人と一般ギャラリー約500人が集まり、五輪熱望の願いを乗せた2020個の風船を、特別ライトアップ五輪カラー5色に輝く東京タワーに向けて放った。カラフルな風船が渦を巻くように天高く舞うと、大展望台には「2020」の文字が点灯され、会場からは拍手や大歓声が湧き起こった。

　セレモニーが終わると、TETSUYAさんのピストルの合図で、一般ランナー100人が千葉さんと一緒に走る「祈念ラン」に出発した。