六本木ヒルズ（港区六本木6）の森アーツセンターギャラリーで6月22日、ハリー・ポッター展が始まる。主催はVan Egmond Groupと森アーツセンター。

クィディッチローブ

　作家J・Kローリングさんによる原作を忠実に再現し、世界中で爆発的なヒットを記録した映画「ハリー・ポッター」シリーズの世界観を忠実に再現した同展。2009年4月のシカゴでのワールドプレミアを皮切りに、ボストン、トロント、シアトル、ニューヨーク、シンガポールを経て、ニューヨークでアンコール開催されるほどの大ヒットを記録。これまでに200万人以上を動員した。

　会場に一歩足を踏み入れた瞬間現れるのは、ホグワーツ魔法魔術学校への入り口。案内人により組み分け帽子で入場者を4つの寮に分け、「プレジョー」に移動すると、「グリフィンドール談話室」「教室」「クィディッチ」「ハグリットの小屋」「禁じられた森」などの9つのセットが展開され、映画のシーンを巡る「旅」を楽しむことができる。ハリーの丸眼鏡や魔法使いのつえ、不思議な生き物、ニンバス 2000など、撮影で実際に使われた本物の衣装や小道具で埋め尽くされ、ハグリッドの小屋で巨大な肘掛け椅子に座れたり、クィディッチのコーナーでボールを投げたり、薬草の教室でマンドレイクを引き抜いたりなど、実際に触れて遊ぶことができる体験型展示も用意した。

　幅広い来客が楽しめるよう、映画プロデューサーや小道具、衣装デザイナーの解説をはじめ、映画製作のメーキング裏話などを楽しめる音声ガイド（700円）も用意。利用者には同展のオリジナルネックストラップが進呈される。

　一足先に展示を堪能した大地真央さんは、「東京でこれを見られるのはラッキー。ディスプレーの演出がワクワクする。幅広い年齢層に楽しんでもらえるのでは。見ないと損。じっくり見たくなるので、1回で見きれるかな」、テリー伊藤さんは「びっくりした。息を飲む。映画の世界そのままを見せてもらえるので、それぞれの思い出が全部リアル。衣装もきめ細かいところまで作られていてすごい」、谷花音ちゃんは、「ボールを投げて輪っかに入れたり、引っこ抜くとキャーと音が出る仕掛けがあったりして楽しかった。映画を見てから来てほしい」とそれぞれ感想を述べた。

　開催時間は10時～22時。入場料は、一般＝2,500円（前売り券2,300円）、大学生＝2,000円（同1,800円）、中学・高校生＝1,500円（同1,300円）、4歳～小学生＝1,000円（同800円）。