西麻布交差点付近に8月1日、産直野菜の食べ放題を売りにした「BALLOWER TERRACE(バロワー・テラス)」(港区西麻布1、TEL 03-6804-5143)がオープンした。経営はバルビゾン(同)。
日替わり5種小皿と野菜の詰め放題がセットになった「マルシェプレート」
店舗面積は119.55平方メートル。席数は32席(ペット可)。バルーンショップ「Ballower」とバルーン工房を併設し、路面に面したガラス張りの大きな窓が開放的な雰囲気を演出する。1967(昭和42)年に設立したビルオーナー会社である同社が、「街に付加価値が付けられるよう、人々が集まれるよう、すてきな街を自ら提供していきたい」という思いから初の飲食事業に乗り出した。
プロデュースを担当したのは野菜ソムリエでもある鈴木敏朗さん。鈴木さんが紹介する農家や毎週日曜に開催される各地の朝市にシェフの岡田さんと店長の藤田さんが直接出向き、少量ずつ仕入れる産直野菜は、市場にあまり出回らない「新顔野菜」が中心。例えば、大きさが1メートルもある鎌倉産の「トランペットズッキーニ」や「紫ピーマン」、三浦半島で採れる「サラダ紫(水ナス)」や京都丹波の「セルバチコ(ルッコラの野生種)」など。常時15~20種類の季節の野菜が並ぶビュッフェをランチやディナーのメニューとセットで提供するほか、なじみのない新顔野菜を自宅で調理するときの参考になるようなメニューも展開する。
「最も食べてみてほしい」という新顔野菜は、生野菜のおいしさをダイレクトに味わえる「マルシェプレート」(1,600円)で提供。ササミカツをオリジナルのパンで挟んだ「バンブードッグ」(790円)に添えたパプリカの自家製ケチャップと新顔野菜のピクルスも「絶品」だという。そのほか、野菜と肉または魚を自由に組み合わせてカスタムできる「わがまま生パスタ」(1,600円、ハーフ900円)や、ピザ(750円~)、デザートなど豊富にそろえる。
「西麻布は駅がない分、たくさんの文化人やメディアが集まる場所。ビジネスマンも多く、野菜不足の生活を送っている人が多い。そんな西麻布に『野菜パラダイス』を設け、皆さんの交流の場所にしていただければ」と広報担当の中村さん。
営業時間は11時30分~翌5時(11時30分~14時までは禁煙)。