六本木ヒルズ(港区六本木6)で11月18日、「ウイスキーヒルズ2014」が始まり、初日はウイスキーのスピリットを体現する著名人を表彰する「ウイスキーヒルズアワード2014」の表彰式などが行われた。主催はサントリー酒類(港区)。
5大ウイスキーを飲み比べる「ワールド・テイスティング・ツアー」
今年で6回目となる同賞。特定のジャンルで長く一線で活躍する著名人に贈られる「Whisky Master」には伊集院静さん、ウイスキーの新しいイメージリーダーにふさわしい著名人に贈られる「Best Whisky Lover」には工藤公康さんと井川遥さんが選ばれた。
今年5月、サントリーホールディングスは米国のジムビームを買収、社名を「ビーム サントリー」とし、国内のスピリッツ事業を統合することで世界第3位のスピリッツメーカーとなった。授賞式では同社のマット・シャトック社長がVTRで受賞者に祝いの言葉を述べ、開会を宣言した。
受賞の感想を聞かれた工藤さんは「50を過ぎてやっとウイスキーが似合う大人になったのかと実感する」と発言し、井川さんも「ウイスキーは大人の時間を楽しむもの、そういう年齢になったのかなという喜びがある」と答え、ウイスキーに大人のイメージを重ね合わせた。伊集院さんは「ウイスキーは何かを祝いたい時も悲しい時も気持ちを和らげてくれる。僕は男だから、女神のような存在」と話した。
授賞式に続いて、66プラザに設置された高さ約10メートルのツリーの点灯式が行われ、今年で4回目となる「ウイスキーヒルズ2014」がスタートした。同社が世界で唯一、スコットランド、アメリカ、カナダ、アイルランド、日本の「5大ウイスキー」を保有する酒類メーカーとなったことから、今年は「世界の5大ウイスキーを、味わう旅」をテーマに設定した。
ヒルズカフェ/スペースでは同日から、5大ウイスキーの飲み比べやフードとのマリアージュが楽しめる「ワールド・ウイスキー・バー」を展開。メニューは、「響12年」「ジムビーム」「ラフロイグ10年」「カナディアンクラブ」「カネマラ」がセットになった「ワールド・テイスティング・ツアー」(1,200円)、「赤玉スイートワイン」「ホワイト(白札)」「角瓶」がセットになった「鳥井信治郎 青雲の志セット」(700円)、「山崎」「ボウモア12年」(以上400円)、「牛挽肉とマッシュルームの社パーズパイ」(750円)、「スパイシー フィッシュ&チップス」(680円)など。12月2日まで。
金曜~日曜・祝日と12月19日~25日には、66プラザでイルミネーションを眺めながらウイスキーを楽しめる「ウイスキー&イルミネーション」を開催。「響」など12種類のウイスキーを1ショット200円から提供する。メニューは「響12年」「山崎」「白州」「ジムビーム」などのほか、2種類のウイスキーが楽しめる飲み比べセットも。12月25日まで。
ヒルズ内22店舗では、同イベントのパンフレットを提示すると最初のウイスキー1杯が100円になるキャンペーンも実施する。同25日まで。
営業時間は、ウイスキーヒルズラウンジ=11時~23時、ウイスキー&イルミネーション=12時~22時(平日は15時~)。