インターネットで簡単にシャツをオーダーメードできるサービス「Original Stitch(オリジナルスティッチ)がサービス開始1周年を記念して、着物柄シャツの販売を始めた。運営はBleuFlamme(米カリフォルニア)と、insprout(港区麻布十番)。
2013年12月に米シリコンバレーで生まれた、3Dデザインシステムで思い通りのシャツをデザインできる同サービス。シリコンバレーで働くエンジニアの「服を買いに行くのが面倒くさい」という思いを出発点に生まれ、服の中でもシャツに特化し、家やオフィスに居ながらにして簡単にオーダーできる3Dシステムを開発。2014年4月の日本上陸に当たっては、国内でベンチャー支援を手掛けるinsproutと提携。1年で全世界の登録ユーザーは8万6000人、日本のユーザーは2万8000人となり、現在も順調に拡大しているという。
サービス開始以降、ユーザーから要望の高かったフルオーダーメード対応や、身長と体重を入力すると3万人の統計データを基にフルオーダーに必要なデータが分かる「auto size me」に加え、ユーザーが自分でデザインしたシャツを販売できる「Original Stitch Designer Shops」など、機能を拡充。この1年でシャツを購入した人の平均枚数は3.6枚、リピート率は23%となっている。
今回は、同サービスでシャツの生産を担当しているシャツ専業大手のフレックスジャパン(長野県)の技術力を生かし、高品質な着物柄プリント加工を行う。「着物柄シャツは世界初の試み」で、「職人によるハンドメードで丁寧に仕上げ、Made in Japanとして世界に届ける」という。
着物柄シャツは吉祥模様や花柄など全部で8種類。全ての生地に金メッキ加工を施しているという。限定200着(495ドル~995ドル/5万8,000円~11万8,000円)。