芝公園の芝パークホテルの敷地内に8月1日、訪日外国人旅行者向けの新ホテル「芝パークホテル151(いちごいち)」(港区芝公園1)がオープンする。
芝パークホテルは羽田・成田各空港からのアクセスの良さと、東京のシンボルの一つでもある東京タワーや増上寺に近く、宿泊者の外国人率が高い。2015年の平均外国人宿泊率が78%という状況で推移する中、今後さらに増加が見込まれる訪日外国人旅行者をメーンターゲットに、「芝パークホテル本館」の建て替えを実施。2015年1月、工事を開始した。
延べ床面積は約4610平方メートル。地上9階、地下1階、高さ約37メートル。部屋数は全70室で1室30平方メートル。ホテルのほかステーキレストランと和体験サロン(仮称)で構成される。
海外からの旅行者に、「もっと日本を知ってもらいたい」「好きになってもらいたい」「本当の意味でのおもてなしを実感してもらいたい」という思いから、「シティーホテルでありながら旅館的なおもてなしを一つの日本文化として感じてもらえるサービス」を提供。予約を受けた瞬間からコンタクトを密に取り、客の要望に対して従来のコンシェルジュサービスとは違うスマートな「おもてなし心」で対応するという。
ホテルに滞在しながら日本の文化や遊び、生活の一部を体験できる「和体験サロン」(仮称)では、ホテルスタッフが講師となり、折り紙、書道、絵付け、すし作り、利き酒などのプログラムを毎日実施。四季折々のイベントとして、餅つきや豆まき、七夕、近隣の寺社巡りなども予定する。
客室は和テイストを取り入れた上品なインテリアでまとめ、ベッドルームとクロゼット、バスルームに間仕切りを設けるなど、長期滞在でも快適な空間を提供する。日本の風呂文化を楽しんでもらうため、コンフォートツインではバスルームとトイレを別にし、バスタブを確保した。
宿泊料金は、2万5,000円(1泊2人/1室。時期や混雑の具合で変動することも)。現在、オープン記念特別プラン(1泊1万9,800円~)の予約を受け付けている。