ヤフー(港区赤坂9)と同社が運営する任意団体「Yahoo!基金」が「Yahoo!ネット募金」で4月15日から実施している「熊本県地震災害緊急支援募金」の寄付金額が3日間で3億円を突破し、20日までに3億6,000万円以上が集まっている。
Yahoo!ネット募金は2004年の新潟県中越地震をきっかけに始めたサービスで、「緊急災害募金」とともにNPO等の団体が寄付を募る窓口としても機能する。東日本大震災に際しては、13億7,000万円以上の寄付金を集めた。
今回の熊本地震では、15日朝に募集窓口を開設。海外からも支援したいという声があったため、18日には英語による説明を併記するとともに、海外発行のクレジットカードによる寄付にも対応した。同日、寄付金額が3億円を突破し、20日正午現在では3万6000人以上から3億6,000万円以上の寄付が寄せられている。海外からは、中国、台湾、韓国、米国、オーストラリアから寄付が寄せられている。
ユーザーからの寄付は中央共同募金会などを通して、義援金や支援金として活用。同時に、Yahoo!JAPANから2,000万円を寄付し、迅速な支援のため、被災地で支援活動を行うNPO団体等に対して寄付を行う予定。
Yahoo!ネット募金の「平成28年熊本地震」緊急募金ページでは、Yahoo!基金の災害緊急募金のほか、被災地で活動するNPO団体等への直接の寄付も募集している。対象となる団体は、ペット連れや女性用の避難所を運営する「ピースウィンズ・ジャパン」、被災地の子どもたちに遊び場やおもちゃを提供する「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」、医療者の緊急支援チームを派遣する「ジャパンハート」などで、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンにもすでに1,000万円以上の寄付が集まっている。
寄付はクレジットカードのほか「Tポイント」でも可能。