六本木のディスコ「velfarre(ヴェルファーレ)」(港区六本木7、TEL 03-3402-8000)は11月8日、2006年12月31日および2007年1月1日までの営業をもって閉店すると発表した。
閉店は、借地契約満了に伴うもので、今年10月より経営元のエイベックスグループおよび同店のVIP会員向けにアナウンスされていたが、今回一般向けの発表となった。同店は1994年12月、「世界最大級の情報発信基地」として開業。これまでの総集客数は500万人以上に上る。
12月中は約20のイベント開催を予定しており、最終営業日となる12月31日から翌2007年1月1日にかけては「Count Down To The Future」(20時オープン、2ドリンク8,000円)と「LAST DANCE」(7時~12時、2ドリンク5,000円)を開催。正午へのカウントダウンをもって、12年の歴史に幕を下ろす。
同店は、地上3階・地下3階建て、総床面積1,500坪を誇る大型ディスコ。1996年には「マカレナ」、2000年には「パラパラ」などのブームを牽引した。1995年にはアース・ウインド&ファイアー、1999年にはジェームス・ブラウンなど海外の大物アーティストによる来日公演も行われたほか、2001年からは同店の名物イベント「サイバートランス」を開催。開業時から続くカウントダウン・パーティーでは、1995年に小室哲哉さん率いる「TKファミリー」出演以後、毎年人気アーティストが出演する年越しイベントの開催を行うなど人気を博した。
なお、今後の予定については、同店広報担当者・エイベックス広報担当者ともに「未定」と話している。