ブラウザー(ウェブページ閲覧ソフト)の開発を手掛けるLunascape(ルナスケープ、港区)は1月15日、ヤフー(港区六本木6)が運営するオークションサービス「Yahoo!オークション」に特化したブラウザー「Lunascape for Yahoo!オークション」の提供を開始した。
同ソフトはルナスケープが提供する純国産ブラウザー「Lunascape」をもとに開発されたもので、「Yahoo!オークション」に特化した機能を盛り込むことで「サービスの利便性を向上する」という。開発期間は約半年。「Lunascape」はこれまでトヨタ自動車やライブドア、比較サイト「価格.com」などで導入実績がある。
追加された主な機能は、オークションの出品ページ作成を簡単にする「商品説明エディタ」や、気になる商品情報の近況をリアルタイムに確認できる「ウォッチリスト」の表示、商品の閲覧履歴を最大1,000件保存し、サイドバーに表示する「閲覧履歴」など。Windows 2000/XP上で動作し、利用は無料。ルナスケープでは年間60万ダウンロードを目指しており、オークションを通じて自社ブラウザーの利用者を拡げる考え。
ルナスケープのブラウザーを採用した理由についてヤフー広報担当者は「ブラウザーのトレンドを網羅しており、また純国産のため、開発にあたってレスポンスが早かった」と話している。
「Yahoo!オークション」はストア数10,992店舗(2006年11月末時点)、平均総出品数1,252万件(2006年11月月間総出品数の1日平均)の国内最大のオークションサイト。ルナスケープは2004年8月創立、「Lunascape」の国内利用者は86万人という。(写真=スクリーンショット)