ブライダル事業のテイクアンドギヴ・ニーズ(港区西麻布4)の子会社「総合生活」(同)は4月16日、SNS(ソーシャルネットワーキング・サービス)「meeto(ミート)」ベータ版の提供を開始した。
「ミート」は、「Me、と(私と)」や「meet(出会う)」という意味の造語で、結婚式をはじめ各種パーティー、講演会などで実際に面識を持つ人同士の、イベント前後のコミュニケーションサイトしての利用を想定するという。同社では「ネット上で知り合った仲間が『オフ会』などで実際に会うのが一般的なSNSの仕組みだが、ミートは実際に集まることを前提としたネットコミュニティーのため、通常のSNSに比べ参加者同士の関連性が強く、盛り上がりやすいのが特徴」としている。利用は無料で、携帯電話からの利用も可能。サイト内の広告で収益を上げる。
サイト内のコミュニティーは、誰でも自由なテーマで開設できるが、参加制限の調整や独自の機能設定が可能。また、会員メニューから申請できる「結婚SNS」では、新郎新婦のプロフィール紹介、なれそめ、結婚までのカウントダウン、結婚準備の日記、家族紹介、ゲストからのお祝いメッセージ、ゲストが投稿できる写真アルバム、2次会専用コミュニティー、招待用のカードも作成など結婚式に特化した機能が盛り込まれる。
同社では、結婚情報サイト「結婚準備室」やブライダル関連ショッピングサイト、ブログサイトなども展開しており、これらのサイトとの連携も予定。同社担当者は「結婚系SNSのトップとして、年内に利用者100万人を目指す」と話している。