KDDI(千代田区)とグーグル(渋谷区)は7月30日、グランド ハイアット 東京(港区六本木6)で新サービスに関する共同記者会見を開催した。
KDDIが展開する携帯電話サービス「au」において、昨年7月から続くグーグルとの連携第2弾として、グーグルが提供するウェブメールサービス「Gmail」をバックボーンにした独自のウェブメールサービス「au one メール」を提供する。
同サービスではGmailと同様に、2GBの容量とメールの検索機能を提供する。ドメインは「auone.jp」となり、au利用者なら誰でも無料で利用可能となる。利用には申し込みが必要。同サービスのコンセプトは「100年メール」。KDDIは「添付された写真を残しておくことや、過去のメールの検索などに需要がある。Gmailの技術なら可能」と説明する。
また、合わせて「au」のインターネットサービス「EZweb」のポータルサイトと、PC向けのインターネット接続サービス「DION」、PC向けポータルサイト「DUOGATE」を、新ポータルサイト「au one」として統合する。
新ポータルサイトはPC・モバイルの両サイト上で、リモコン型のボタンを配置し、天気や占い、ゲームやショッピング、オークションなどのサービスへの導線を整備する。今後はEZweb、DION、DUOGATEで提供してきた各種サービスを1つのIDで管理することも検討しているという。KDDIは「インターネットの利用において、PCからの利用者は6,601万人、移動端末からの利用者は6,923万人(併用は4,862万人)で、インターネット利用におけるモバイル化が進展している」とし、「auユーザーによるサービス利用の接触点を拡大するため、FMBC(固定とモバイルの統合及び通信と放送の連携)を推し進める」と話す。
ウェブメールサービス、新ポータルサイトはともに今年9月下旬に提供開始予定。