漆椀制作の23工程を実物展示-とらや東京ミッドタウン店

写真=「うるし展」の展示風景。手前に写るのは、漆椀制作の最初の工程「木地の荒型」。

写真=「うるし展」の展示風景。手前に写るのは、漆椀制作の最初の工程「木地の荒型」。

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 東京ミッドタウン内の和菓子店「とらや東京ミッドタウン店」(港区赤坂9、TEL 03-5413-3541)で9月1日より、「うるし展~いつものうるし~」が開催されている。

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 店内には、石川県・輪島の地元材「あすなろ」に拭き漆のフローリングを施した特設の展示台が設けられ、台上では漆椀が出来上がるまでの各工程の椀を展示する。展示には輪島の漆器店「輪島キリモト」(輪島市)の桐本泰一さんが協力した。

 展示される工程は、「木地の荒型」、「木地」、「木地固め」、「こくそ地」、「木地磨き」、「布着せ」、「布はつり」、「惣身付け」、「惣身磨き」、「一辺地付け」、「一辺地研ぎ」、「二辺地付け」、「二辺地研ぎ」、「三辺地付け」、「地研ぎ」、「めすり」、「めすり研ぎ」、「中塗り」、「中塗り研ぎ」、「小中塗り」、「小中塗り研ぎ」、「拭き上げ」、「上塗り」の23工程。椀のほかにヘラ、砥石など各工程で使用する道具も展示される。

 展覧会は前・後期の2期に分かれ、前期は10月15日まで。開催時間は11時~21時。10月2日・3日には、桐本さんによる話と、漆器でお茶・お菓子を味わうセミナー「うるしのはなし」を開催する(要予約)。後期は10月16日~11月15日の開催で、昔の漆器と今の漆器を比べる企画を予定する。

とらや

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