六本木ヒルズ(港区六本木6)とBunkamura(渋谷区)をメーン会場に、今月20日開幕する「第20回東京国際映画祭」のコンペティション部門の国際審査委員が10月10日、発表された。
審査委員長を務めるのは映画プロデューサーのアラン・ラッドJr.氏。20世紀フォックスの社長を務めた経歴を持ち、「スター・ウォーズ」、「エイリアン」などの映画製作に携わった。1979年にはラッド・カンパニーを設立し、「ブレードランナー」、「炎のランナー」などを製作した。
このほか審査委員には、モントリオール世界映画祭ジェネラルディレクターのセルジュ・ロジック氏、作曲家のニコラ・ピオヴァーニ氏、脚本家で映画監督のウー・ニエンジェン氏、女優の香川京子さん、映画監督の降旗康男氏が名を連ねる。
コンペティション部門では、俳優の中井貴一さんがプロデューサーとキャストを務める「鳳凰わが愛」(ジヌ・チェヌ監督)、女優の麻生久美子さんが出演する「ハーフェズペルシャの詩」(アボルファズル・ジャリリ監督)など15作品を上映。最高賞の「東京 サクラグランプリ」には賞金5万ドルが送られる。映画祭は10月28日まで。