横浜中華街の老舗四川料理店の重慶飯店(本社=横浜市)は10月10日、西麻布の住宅街に「重慶飯店 麻布賓館」(港区西麻布3、TEL 03-5771-3680)をオープンした。
重慶飯店は、1959年の開業以来四川料理の専門店として親しまれ、横浜中華街に4店舗のほか、名古屋、大阪、岡山に店舗を展開。都内への出店は初となり、新業態となる。既存店との違いについて、同店広報担当者は「横浜中華街の店舗は、『中華料理=円卓=宴会』というイメージの店作りをしているが、同店では1皿ずつ提供する形をとり、2人掛けの席を中心に、記念日やプライベートな会食も楽しめるセッティングになっている」と話す。店舗面積=42坪。座席数=40席。全席禁煙。
同店では、有機野菜や原産地証明のとれた食材を使った中華料理を提供する。メニューは、コースメニューとアラカルトを用意。コースは、ランチが3種類(3,900円、5,900円、7,900円)、ディナーが4種類(8,000円、12,000円、15,000円、20,000円)。アラカルトは、「シーフード入りサラダ」(2,100円)、「フカヒレの姿煮」(8,500円)、「海ツバメの巣の上湯スープ」(4,500円)、「オーストラリア産特大アワビのオイスターソース煮込み」(4,000円)、「極上和牛肉の特製ソース」(5,200円)、「豚ロースの香味揚げ」(2,400円)、「本場四川仕込みのマーボー豆腐」(2,300円)、「極上フカヒレの姿煮入りスープそば」(5,300円)、「北京ダック」(1人前、2,800円)など。
ドリンクメニューは、ヴィンテージ紹興酒(1,000円~)や、ワイン約100種類を用意。ソムリエが常駐し、料理に合うワインを紹介する。想定平均客単価=昼5,000円、夜10,000円。
同担当者は今回の出店について「東京出店はかねてから考えていたが、横浜中華街とは違う形態で勝負したいと思い、出店場所は慎重に検討した」と明かし、西麻布エリアへの出店について「繁華街でありながら隠れ家的な場所ということで、ファッションシティーとして注目される六本木から程近い住宅地であるこの場所を選んだ」と話している。営業時間は11時30分~14時30分、17時30分~22時30分。定休=日曜、年末年始。