百度（バイドゥ、港区六本木6）は6月23日、展開する検索サービス「百度」（Baidu.jp）の画像検索エンジンを、ポータルサイト「livedoor」の画像検索サービスに提供したと発表した。

　これまで「livedoor」の画像検索サービスは、日本国内のブログの画像やイラストを対象としてきたが、今回「百度」の画像検索エンジンの導入により世界中のサイトが検索対象となる。「百度」の検索エンジンの外部導入は、中国国内のサイトで多数の実績があるが、日本では初となる。

　導入の理由についてライブドア（本社＝新宿区）の広報担当者は「他社の検索エンジンも検討していたが、とくにポータルサイトとブログユーザーにとって親和性が高く、利便性の向上につながると考えた」と話す。百度の検索サービスは、画像と動画検索の利用が顕著という調査結果もあり、「ユーザーをはじめ、リサーチ結果などでも好意的な評価を得ている」（百度広報担当者）という。

　百度では引き続き、他のウェブサイトやデバイスなどへの各検索エンジンの提供拡大を目指し、「現在、複数の企業と協議中」（同）という。百度は2000年1月に創業した百度公司（本社＝北京）が提供するウェブ検索サービス。今年1月23日より日本版を本稼動している。

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