「六本木アートナイト」-街を一夜限りのアートジャック、プログラム多彩に

ヤノベケンジ《ジャイアント・トらやん》2005年 撮影=豊永政史

ヤノベケンジ《ジャイアント・トらやん》2005年 撮影=豊永政史

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 国立新美術館、サントリー美術館、東京ミッドタウン、六本木ヒルズなどで3月28日・29日、「六本木アートナイト」が開催される。

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 「出会い」をテーマにした同イベントは、六本木地区の公共スペースや協力施設などで、さまざまなアート、インスタレーション、音楽やパフォーマンスなどのプログラムが28日の日没から29日の日の出にかけて展開するもの。

 六本木ヒルズアリーナには、ヤノベケンジさんが手掛けた体長7.2メートルの巨大ロボット(機械彫刻)「ジャイアント・トらやん」が出現。火を噴き、動くロボットがパフォーマンスを披露する。

 また、若手作家たちが創作した約2メートル四方のコンテナを使った「アートキューブ」を六本木各所に展示。キューブのテーマは「灯り」で、アートディレクションに迎えた日比野克彦さんが出題した。国立新美術館で開催中の企画展「アーティスト・ファイル2009」出展作家である石川直樹さん、大平實さん、村井進吾さんもアートキューブに参加し、同館に設置する。

 28日深夜から29日早朝にかけては、平野治朗さんの「《GINGA》@六本木」を開催。千人の参加者が光る風船を手に国立新美術館から六本木ヒルズへとパレードし、最後に東京ミッドタウンの芝生広場で壮大な光のアートを創造する。そのほか、六本木ヒルズ・ウェストウォークでは藤原隆洋さんによる「回転式巨大バルーン」など体験できるアートも登場する。

 国立新美術館とサントリー美術館は開館時間を延長し、音楽のスペシャルミニライブが開かれるほか、東京ミッドタウンや六本木ヒルズではアートやインスタレーションの展示、映像、音楽など、さまざまなパフォーマンスやイベントが行われる。

 また、六本木商店街振興組合加盟店や六本木ヒルズ、東京ミッドタウン内のレストランやカフェの一部協力店は終夜営業を行う。

 開催時間は、3月28日10時~29日18時(コアタイム28日17時59分~29日5時32分)。無料(一部の美術館企画展、プログラムは有料)。

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