西麻布の「ギャラリー ル・ベイン」(港区西麻布3、TEL 03-3479-3843)で6月9日、新進気鋭のデザインユニット「トネリコ」の企画展「TONERICO:INC. Case Study 01[STOOL]」が始まった。
トネリコは、米谷ひろしさんと妻の増子由美さん、君塚賢さんの3人によって2002年に結成されたデザインユニット。建築からインテリア、家具など幅広いジャンルで活動を展開している。インテリア・デザインの世界的登竜門といわれる国際家具見本市「ミラノ・サローネ」で最優秀賞を受賞したほか、グッドデザイン賞、JID賞などを多数受賞。
同展では、身近な家具の一つである「スツール」をテーマに16種類の違う形の家具を展示する。単に完成型としての家具の発表ではなく、その一つを生み出す過程で生まれるさまざまなイメージを一つの群として提示する試み。
米谷さんは「一連のスツールは意図的な『差異』を与えることによって成立している。『差異』による世界観からプロダクトとしてのあり方を改めて見つめる機会になればと考えている」と話す。
開廊時間は11時~19時。月曜休廊。入場無料。今月26日まで。