ベルギーの彫刻家と日本人画家の二人展-南麻布のギャラリーで

ミリアム・アイケンス《La Nuit》2009年。

ミリアム・アイケンス《La Nuit》2009年。

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 南麻布のギャラリーストレンガー(港区南麻布3、TEL 03-5422-9045)で7月18日、ベルギー出身の女性彫刻家と若手日本人作家による二人展「ミリアム・アイケンス&杉田陽平」展が始まる。

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 ミリアム・アイケンスさんはベルギーの美術アカデミーで彫刻を学んだ後、1970年代からヨーロッパを中心に活躍し、一貫してフランドルで制作を続けている。しなやかな曲線、優しさに満ちた表情、やわらかにテラコッタを包む色彩などが作品の特徴。日本で3度目となる今回は、テラコッタの頭像を含めた立体作品8点を展示する。

 杉田陽平さんは1983(昭和58)年生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、絵画作家として活動を開始する。「絵の具の皮」と称するあらかじめアクリル絵の具で作られた皮膚をキャンパスの上に貼り合わせていく独自のスタイルで作品を制作。今回は「生き物の死について考えた」平面作品6点を展示する。

 同展は、ベルギー彫刻家が制作した「生きる喜び」と日本人画家が描いた「亡くす時」という対照的なものがテーマ。年齢も性別もバックグランドもまったく違う二人のアーティストが作り上げるコラボレーション展。

 開廊時間は12時~19時。月曜・日曜・祝日は予約制。入場無料。8月8日まで。

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