仏大使館でアートイベント-建物全体を会場に作家70組以上が参加

フランス大使館の建物がそのまま会場となるアートイベント。

フランス大使館の建物がそのまま会場となるアートイベント。

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 フランス大使館(港区南麻布4)は11月26日より、日仏の文化交流発信の場となるアートイベント「No Man’s Land」を開催する。

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 同イベントは、同大使館の建物が2010年2月に解体され新館が建設されることに伴い、日仏の架け橋の場となった現在の大使館を使って開く、新進気鋭の日本とフランスのアーティスト総勢70組以上によるアートイベント。

 会場では、解体されるからこそ実現できるウォール・ペインティングを行ったり、解体廃材を用いて作られたオブジェの展示を行うなど自由な空間が展開される。作品は事務室、廊下、資料室、階段、地下室、中庭などあらゆる場所に展示。ほとんどの作品は現場で制作され、中には期間中ずっと創作作業を続けることで来場者とアートとの新しい形のコミュニケーションを提案するものも。

 「通常、大使館はビザ手続き以外では一般に入館できない非公開な場所。今回のイベントで建物、敷地を無料で開放することで地域の方々のほか多くの来館者を迎える開放的な場にしたいと考える」(同大使館広報担当者)。期間中、アート展示のほか、ファッションショー、カフェテリア、ブックショップ、子ども向けの教育的なワークショップなども予定している。

 開館時間は、木曜・日曜=10時~18時、金曜・土曜=10時~22時。月曜~水曜、12月28日~1月6日は休館。入館無料。2010年1月31日まで。

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