東京タワーで「大恐竜展」-福井県立恐竜博物館から未公開の復元骨格も

肉食恐竜「アクロカントサウルス」の骨格標本

肉食恐竜「アクロカントサウルス」の骨格標本

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 東日本大震災で安全の点検などを行っていた東京タワー(港区芝公園4、TEL 03-3433-5111)が、3月19日より営業を再開し、同時に「大恐竜展」が開幕した。

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 恐竜博物館としては世界有数といわれる福井県立恐竜博物館(勝山市)。福井県は恐竜化石発掘量が日本最大で、2000年に開館した同館は、研究機関としても世界の注目を集めているという。

 同館の貴重な恐竜骨格標本などを展示する同展。会場では、三畳紀後期に生息していた「プラテオサウルス」や肉食恐竜「アクロカントサウルス」などのほか、日本の発掘した化石だけで初めて復元した「フクイサウルス」、日本で初めて学名がつけられた恐竜「フクイラプトル」など、約80点を展示する。

 さらに、同館以外では未公開の中国初の竜脚類「エウヘロプス」の復元骨格を特別公開するほか、中国の四川盆地を舞台に、肉食恐竜が草食恐竜などを「狩る」様子をCGで描いた「ダイノシアター」や、恐竜に関する素朴な疑問に答える「恐竜学入門」の解説パネルなども紹介する。

 主催者の一社である読売新聞社の川村康則さんは「(震災で)まだ大変な時期だが、一日でも早く開幕して見てもらい、子どもたちが元気になれればと思っていた」と話す。

 営業を再開した東京タワーは、営業時間の短縮やライトアップの休止は継続し、当面は特別展望台の営業を見合わせ、大展望台のみ営業している。

 開催時間は10時~18時(土曜・日曜・祝日とゴールデンウイーク期間中は20時まで)。入場料は、大人(高校生以上)=1,000円、子ども(4歳~中学生)=500円。6月12日まで。

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