元麻布農園(港区元麻布1)で8月6日、子どもたちを対象にした農業体験イベント「キッズ土育」が開催された。運営はスローライフ(港区)。
住居のほか、35区画の貸農園とスクール農園、コミュニティースペースを備える同施設。都心に住む子どもたちに「いつも食べている野菜の収穫される前の姿を知ってほしい」と、プロの講師の指導で実際の収穫を体験した。
主な収穫野菜は、トマト、ナス、キュウリ、オクラなど。子どもたちは「オクラが上を向いて伸びるなんて知らなかった」「キュウリがくるんと曲がっている」などと驚き、フードーコーディネイターの指導の下、自分たちの手で料理して食べた。
同体験会は8月27日にも開催されるが(3,000円)、同25日には、実際に同施設と交流のある農家の家を訪ねる遠足企画「農家さんちに行こう!~夏野菜の収穫と夏の風物詩体験」(大人=4,000円、子ども=3,000円)も予定する。「大自然の畑の中で泥だらけになりながら野菜を収穫し、料理してみんなで食べる。この住居は農地だけではなく『農家付き』住居なので、せっかく生まれた交流を生かし、いろいろな企画を立てていきたい」と同社の片岡義隆社長。「秋からは大人顔負けの農業体験ができるスクールも考えている」とも。
大人向けには、諸橋弥須衛さんを講師に迎えた「枝豆をとって収穫祭!~枝豆とたくさんの夏野菜に地ビール~」(8月20日、農業体験=3,000円、交流会=2,000円)、ジョン・ムーアさんを講師に迎えた「100%オーガニックな野菜の作り方~収穫と次のシーズンに向けて~」(同21日、野菜ボックス1箱付き7,000円)などを予定する。