麻布十番に7月25日、和酒約200種をそろえるバー「右京」(港区麻布十番2、TEL 03-6804-6646)がオープンした。
店舗面積は18坪、席数はカウンター席=12席、テラス席=8席、テーブル席=14席。酒蔵を思わすような黒壁に、1人客が入りやすいよう木造の長いカウンター席を設け、切り子グラスに穴を開けたランプシェードで、「女性でも入りやすい上品な雰囲気を演出した」という。
「もともと和の酒が好きだった。長く麻布十番に住んでいるが、2軒目、3軒目で和酒が飲める店が皆無だった」と脱サラで自分好みの店を構えた岡田さん。焼酎と日本酒をメーンにコレクションした酒は約200種。「東京では手に入らない珍しい酒が多い。飲むことを楽しむのもいいが、ここでは『体験』してもらいたい。好みの味を発見し、気に入ったら大きいグラスで飲めばいい」と、飲み比べサイズ(約90ミリリットル)のうすはりグラスで提供する。
イモや麦といった定番から、ワサビ、バラ、玉露、カボチャ、コーヒー、トウモロコシ、牛乳といった変わり焼酎(飲み比べサイズ=2種で450円~)や日本酒(飲み比べサイズ=2種で500円)をズラリと並べる同店。「ここでは酒が主役」と照明を当てる。
フードも充実させ、「1.5軒目という感覚で飲めてつまめる店」にした。コノワタ、ホヤ(以上600円)、カラスミ(900円)などの珍味から、「クレソンと野性のルッコラと白桃のサラダ」(800円)、「生しらすシャーベット」(600円)など、季節ごとに変わるメニューをそろえるほか、締めのご飯として「トリュフご飯」(1,200円)や「右京特製本格カレー」(1,400円)なども。
和酒以外にも、ワイン(グラス=600円~、ボトル=2,800円)、ビール(800円~)なども用意する。
「一度来店したお客さんは、変わったお酒を飲み比べて楽しみ、皆さんリピートしてくれている」と岡田さん。
営業時間は18時~翌4時。日曜定休。