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フォントデザイン界巨匠の「カリグラフィー展」、西麻布のギャラリーで開催

会場に展示される作品

会場に展示される作品

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 西麻布のギャラリー「le bain(ル・ベイン)」(港区西麻布3、TEL 03-3479-3843)で9月13日から、ヘルマン・ツァップさん、グドルン・ツァップさん夫妻による「ヘルマン・ツァップ&グドルン・ツァップ カリグラフィーの世界」展が開催される。主催は書体デザイナーの小林章さん、ジャパン・レターアーツ・フォーラム(J-LAF)。

会場に展示されるヘルマンさんの作品(関連画像)

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 同展は当初、今年3月の開催を予定していたが、東日本大震災により延期を決定。今回あらためて開催が決定した。

 「フォントデザイン界の巨匠」と呼ばれる2人。海外のファッション雑誌、高級ブランドの広告、欧米の書籍などでは、「Optima」「Palatino」などツァップ夫妻のデザインしたフォントが、その美しさや読みやすさから多く使われている。その原点は、2人が若いころから情熱を注ぎ続けているカリグラフィーにあるという。

 会場では、夫妻による直筆も含めたカリグラフィー作品、金属活字やデジタルフォントの制作途中のメモなど50数点を展示。2人の70年以上にわたる創作活動の一面を紹介し、展示物については、日本人カリグラファーとフォントデザイナーが日本語で解説を添える。若きツァップさん伝説のカリグラフィー指導映像「The Art of Hermann Zapf」DVDの特別上映も予定。

 「最近はカリグラフィーの世界で活躍する日本人が増え、海外からのオファーもあり、世界から認められつつある。今だからこそツァップ夫妻のカリグラフィーを知ってもらいたい」とJ-LAF代表の三戸美奈子さん。「単に『美しい文字の観賞』ではなく、どういう思いでその作品を書いたのかまでを含めて観賞してもらいたい」とも。

 開催時間は11時~19時(最終日は16時まで)。入場料は1,000円。9月25日まで。

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