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六本木ヒルズなどで「東京国際映画祭」開催へ-「信じよう。映画の力。」をテーマに

記者会見には依田巽チェアマン、役所広司さんらが出席

記者会見には依田巽チェアマン、役所広司さんらが出席

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 六本木ヒルズ(港区六本木6)などで10月22日~30日、日本最大の映画祭「東京国際映画祭」が開催される。主催はユニジャパン。

映画祭を盛り上げるべく若手俳優で結成された「TIFF BOYS」

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 今年で24回目を迎える同映画祭は日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。期間中、さくらグランプリを競う「コンペティション」、日本未公開のエンターテインメント作品が集う「特別招待作品」、アジアで製作された作品を紹介する「アジアの風」、同映画祭のテーマの一つであるエコロジーをテーマにした作品を紹介する「natural TIFF」などの主要6部門と関連上映を含め約200作品が上映される。

 同映画祭の依田巽チェアマンは「今年は東日本大震災発生を受けての開催ということで、中止も考えたが、震災に遭われた方に少しでも映画の力で勇気を与えられたらと開催を決めた」と話す。同時に震災への取り組みとして「TIFF ARIGATOプロジェクト」の展開を発表。被災地での映画上映を行っている「シネマエール東北」など4団体への寄付を目的とした「TIFF ARIGATO募金」、10月25日に仙台で被災者などを招待して開催される「東京国際映画祭 in 仙台」、被災地発の映像作品「ギリギリの女たち」、「がんぱっぺ フラガール!~フクシマに生きる。彼女たちの今~」「今、つたえたいこと」を上映する「特別上映-『震災を越えて』」も開催する。

 今年もエコロジーをテーマに、ペットボトル2万3000本相当をリサイクルしたグリーンカーペットが実施されるほか、上映にはグリーン電力を使い、グリーン募金も実施。今年は若い層へのアピールにも力を入れ、その応援団として佐藤永典さん、竹内寿さん、牧田哲也さんの3人の若手俳優による応援団「TIFF BOYS」を結成し、映画祭を盛り上げていくほか、500円の学生当日料金が新設される。

 21日の記者会見にはコンペティション部門に出品される「キツツキと雨」の沖田修一監督と主演の役所広司さんも出席した。沖田監督は「できたばかりの作品が注目されるコンペティションに出品されるのはうれしい」と話し、同映画祭常連の役所さんは「今年は例年と違って特別な年になりそうな気がする」と映画祭へ期待を膨らませた。

 料金は一般1,000円~。前売り券発売は10月8日。

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