麻布十番に9月23日、バルをイメージしたピザ店「PIZZA STRADA（ピッツァ・ストラーダ）」（港区麻布十番、TEL 03-6435-1944）がオープンした。経営はPizza Strada（港区）。

スペインバルのような活気のあるカジュアルな店を目指す

　店舗面積は28坪、席数はスタンディング席を含めて39席。今後テラス席12席も予定する。全面ガラス張りの明るい店内中央には、鉄製の大きなピザ窯を備え、スペインバルのような大衆的で活気あふれるイメージのインテリアでまとめた。

　麻布十番の有名ピザ店で5年の修業を積んだピザ職人でディレクターの玉城翼さん。別の支店に移動が決まったタイミングで「自分の焼くピザのファンになってくれたお客さんとの別れが寂しい」と独立を決意。「店を出すなら手伝いたい」という元利用客をスタッフに採用した。

　ピザは前店舗で焼いていたナポリピザの流儀をくみながら、生地発酵時の炭酸ガスの扱いで「焦げ」を作って香ばしさを演出。さらに軽い仕上がりにした。クセのあるスモークモッツァレラに、ペコリーノ、ミニトマト、バジルでフレッシュさを出したピザはシェフズスペシャルとして「タマキ」と名付けた。「お客さんに名前を覚えてもらって気軽に呼んでほしい」と玉城さん。

　「マルゲリータ」「マリナーラ」「オリーブ」「ペパロニ」を含めた全5種類のピザは全て1,450円。「ガスパチョ」「バーニャカウダー」「カボチャのマリネ」「イワシのマリネ」などの前菜（350～550円）や、「トリッパ」「イカのスミ煮」「アサリとムール貝のワイン蒸し」などのおつまみ（650～800円）も用意する。

　ランチは、好きなピザに食べ放題のサラダと飲み放題のオーガニックデトックスアイスティーが付いたセット（1,200円）、これにデザートが付くセット（1,500円）を提供する。

　ドリンクは、ビール（630円）、ワイン（グラス＝630円、ボトル＝2,800円～）、カクテル（630円）などをそろえる。

　オープン初日は玉城さんが焼くピザのファンや地元客など合わせて約250人来店し、にぎわいを見せた。「うれしい悲鳴だった」という。「少し奥まった場所にあるので、新しい人の流れを作り出せれば」と意気込みを見せる。

　営業時間は、ランチ＝12時～14時30分、ディナー＝17時30分～23時（土曜・日曜・祝日＝12時～22時30分）。