六本木商店街振興組合(港区)が現在、2012年3月から六本木商店街の街灯に掲げるフラッグデザインを募集する「六本木デザイナーズフラッグ・コンテスト2012」の応募受け付けを行っている。
六本木アート・デザインのまちづくりプロジェクトの一環として2008年から始まり、今回で4回目を迎える同コンテスト。昨年は「交差点」をテーマに、443作品の応募があった。
「年々応募は増えており、セミプロだけでなくプロの応募も多いが、昨年も一昨年もプロではない方が最優秀賞を受賞している。六本木の街を彩ると同時に、デザイナーの発表の場にもなれれば」と同組合理事の原田隆子さん。
今年のテーマは「笑顔」。「今年は震災があり、『絆』『再生』『復興』などの候補も挙がっていたが、人を笑顔にする力を六本木から発信できれば」(原田さん)と同コンテスト実行委員会で10のテーマに絞った後、「笑顔」に決定した。
うれしい笑顔、楽しい笑顔、無垢(むく)の笑顔、希望の笑顔などから、表情だけでなく、笑顔からイメージするさまざまなものが対象となる。
デザイナーの長友啓典さん、葛西薫さん、廣村正彰さんらが審査にあたり、2012年1月に表彰式を予定する。
入選した137作品は六本木商店街の街灯にフラッグとして一定期間掲出し、それぞれに作品タイトル、作者名、プロフィールを掲示。期間は2012年3月下旬から1カ月間程度を予定する。
応募の詳細はホームページで確認できる。応募締め切りは10月31日。