農業実験レストランの「六本木農園」(港区六本木6、TEL 03-3405-0684)の庭(YARD)で10月18日~11月3日、「六本木ローカル映画祭」が開催される。
農家のこせがれが中心となって生産者と消費者をつなげ、地域と都市を結んできた同店。敷地内に畑を作ったり農家を招いてのトークライブを開いたりするなど、実験的な取り組みも多い。同イベントは初の試み。
「映画業界も地域が大手に向けてロケ誘致のアピールをする時代から、地域活性化を目的とした自主映画を制作する時代に移行している」と話す同店広報担当の島中洋輔さん。「地域フィルムは全国上映する機会がめったになく、メディアなどに露出することも少ないが、メジャー作品に負けず劣らず優秀作品が多く、地域の魅力を伝える訴求力がある」という。
上映作品は、「いい爺ライダー」(北海道)、「千年火」(福岡県)、「ほんがら」(滋賀県)、「寒川」(宮崎県)、「アンダンテ~稲の旋律」(千葉県)、「いずれの森か青き海」(三重県)の6本。1日2本の上映と、各作品の監督やプロデューサー、脚本家を招きトークライブも予定する。上映スケジュールなどはホームページで確認できる。
「日本各地の秀逸な作品を、制作者や地域住人の思いと一緒に上映する。その地域の食事や飲み物を楽しみながら、日本のローカルの魅力を知っていただければ」と島中さん。
開催時間は18時~23時30分。入場料金は1日2,500円(1ドリンク、1フード付き)。荒天時中止。