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麻布十番に昆布塩で食べる「楽万コロッケ」、元歯科衛生士が転身・開業

店頭で自信作のコロッケを見せる佐山未来さん

店頭で自信作のコロッケを見せる佐山未来さん

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 麻布十番に11月3日、北海道・羅臼の昆布塩で食べる「楽万コロッケ」のテークアウト専門店(港区麻布十番1、TEL 03-6434-0664)がオープンした。経営は楽万(同)。

バンズで挟んだコロッケはランチにも便利

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 店舗面積は11坪。厨房を広く取り、カウンターのみのテークアウト店として営業する同店。社長の佐山未来さんが歯科衛生士だった時代、ある同世代の女性の生き方に感銘を受け、「自分のやりたいことをやろう」と28歳で転身。家族や親戚の協力のもと、夢を実現した。

 看板メニューは、「旅行したときに食べて感動した」というホクホク感と甘みを兼ね備えた北海道・富良野産のジャガイモ「キタアカリ」を使い、食品添加物や化学調味料などを一切使わずに作るコロッケ。ジャガイモはマッシュではなく、形をとどめたゴロゴロとした大きさのまま形にするが、和牛、大山鶏などは、ミンチではなく細切り、ニンジンはバターでソテーしてから合わせるなど、素材と扱いにこだわり、常に揚げたてで販売する。

 「六本木かいわいは舌の肥えている食通が多いので、こだわりのコロッケをちゃんと味わってもらえると思った」と出店の経緯について話す佐山さん。「3年で10店舗まで広げることを目指す」といい、厨房を広く取った同店はセントラルキッチンの役目を果たす。

 メニューは、「和牛たっぷり特上コロッケ」「グリルチキンと細切りニンジンのコロッケ」(以上189円)、「とろける豚肉チーズカレーコロッケ」(168円)、「ズワイガニのクリームコロッケ」「ゴロゴロエビのクリームコロッケ」「細切り牛肉のブラウンクリームコロッケ」(以上284円)のほか、コロッケとキャベツをバンズではさんだ「コロッケバンズ」(390円)や「コロッケパン」(340円)など。「厚切りのハムカツ」(189円)には「鎌倉ハム」を使う。コロッケにはソースではなく、羅臼の昆布を合わせた「昆布塩」で食べることを推奨する。

 「添加物を使わないのでガツンというインパクトはないかもしれないが、素朴で自然な味わい、食べて飽きないコロッケができたと思う」と佐山さん。

 営業時間は11時~20時30分。火曜定休。

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