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仮設住宅の住民と地ビールを造るプロジェクト、東京タワーの拠点で説明会

ビールの素となる麦汁をつくるワークショップの様子

ビールの素となる麦汁をつくるワークショップの様子

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 アースデイ東京タワー・ボランティアセンター(港区芝公園4)が現在、「被災地支援プロジェクト」の一環として、仮設住宅の住民と地ビールを造るプロジェクト「いしのまき地ビール★チャレンジ“石巻復興エールの道”」を行っている。

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 同プロジェクトは2週間に一度、週末ボランティアという形でメンバーを派遣。仮設住宅や地域の住民と共にビールの素となる大麦を栽培したり、麦汁ワークショップを行いながら、来年夏に石巻市で開催される「川開き祭り」で、自分たちで育てた麦で造った地ビールで乾杯することを目的とするもの。

 同センターでは震災直後から、東京タワーでのチャリティーキャンドルライブや廃食油燃料で動くバスによる週末ボランティアの派遣などの被災地支援活動を行ってきた。しかし、現地調査の結果、現在は仮設住民同士あるいは仮設団地と地元地域の交流が重要で、孤独死の問題への対応が必要と判明したことから、新たなボランティア活動として同プロジェクトをスタートさせた。

 同センター事務局長でこのプロジェクト企画したハッタケンタローさんは「現在、被災の方々は支援を求める避難所から自立して生活する仮設住宅へ移っている。このプロジェクトで、被災地の方々の生活再建のために必要される支援につながるか今のところ正直わからない。しかし、ボランティアを続けることで、この地域の文化や考え方が震災を越えてどう生きていく力につながっているのか?そして『震災とはどういう現象なのか?』という本質を学ぶ貴重な体験になるはず」と話す。

 具体的な活動として、11月26日には石巻市河北地区の畑で三反走仮設住宅の住民や地元住民と麦まきを行い、同時に、地元産麦芽を使った「麦汁づくりワークショップ」も開催。今後も来年夏に向けて活動を続けていく。

 同プロジェクトへのボランティアには誰でも参加可能。ただし、毎週金曜19時30分より、同センターのある東京タワーで行うボランティア説明会への参加が必要。「興味ある方、被災地の現在を知りたい方は気軽に説明会に来ていただければ」とハッタさん。

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