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石巻の小学生たちががれきで作ったオブジェ-西麻布のギャラリーで作品展

作品を手に笑顔の子どもたち

作品を手に笑顔の子どもたち

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 西麻布のギャラリー「ル・ベイン」(港区西麻布3、TEL 03-3479-3843)で10月13日から、石巻の小学生たちが制作したオブジェを展示する「watanoha smile project『ワタノハスマイル 子ども達が作った復興のオブジェ展』」が開催される。主催はNPO法人スマイルホープ。

笑顔でオブジェを持つ女の子(関連画像)

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 宮城県石巻市の避難所で、3月下旬からボランティア活動を行っている同NPO。活動場所は石巻市立渡波小学校で、「子どもたちの笑顔を広げたい」と避難所に遊ぶスペースを作ったり、子どもたちと遊んだりすることをテーマに活動している。

 活動の一環として生まれたのがワタノハプロジェクト。同NPOは以前から行っていたワークショップを開き、校庭に流れ着いたがれきを材料に子どもたちと一緒にオブジェを作り始めた。ホース、木材、鍋、プラスチックのバケツのふたなどのがれきを使いながら、30人ほどの子どもたちが自由に作ったオブジェは約100点。子どもたちのたくましさや発想力に感動した同NPOは、全国のギャラリーなどで、これらを展示しようと考えた。
 山形県での展示を皮切りに、大阪、京都、静岡などを回り、同ギャラリーでの開催となった。

 会場では約80点を展示するほか、オリジナルバッジや紙袋などの関連グッズを販売。収益を復興支援に携わる人の活動資金に充てるという。

 同ギャラリー広報の佐藤千尋さんは「いろいろな素材を使っているが顔になっている作品が多く、子どもたちの発想が面白い。愛嬌(あいきょう)もあり、個性的なオブジェばかり。材料全てが震災のがれきなので印象深いものがある」と話す。

 期間中、同NPO代表の犬飼ともさんによる座談会なども予定する。

 開催時間は11時~19時(最終日は16時まで)。月曜定休。今月21日まで。

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