西麻布のギャラリー「le bain(ル・ベイン)」(港区西麻布3、TEL 03-3479-3843)で1月14日から、花人の坂村岳志さん、書家の華雪さんによる「ことはじめ展『花と華』」が開催される。
年始の恒例となっている同ギャラリーの「ことはじめ展」。2011年は東日本大震災のほか、さまざまな出来事に見舞われたことから、「自然があるがままに優しさを取り戻し、美しき年に」という願いを込め、「花と華」をテーマに据えた。
出展する坂村岳志さんは、流通生産の花材だけでなく、路上に自生する草花を使った作品が特徴の花人で、展覧会などのほか、花生けの講座などにも精力的に取り組んでいる。
華雪さんは、幼いころから書を始め、高校・大学在学中から個展を開くなど、早くから注目を集める書家。個展やワークショップを各地で開くほか、ロゴやシンボルマークのデザイン、書籍の題字なども手掛ける。
会場では、坂村さんと華雪さんの作品に加え、陶芸家の細川護光さんも出展。二人の間をつないだという細川さんが制作した花器を展示するとともに、坂村さんが生けた花を彩る。
初日の14日には、坂村さんと華雪さんによる「ことはじめ」も予定(13時~16時)。華雪さんによる書き初めパフォーマンス、坂村さんによる花の生け込み過程を披露する。
そのほか、華雪さんによる篆刻(てんこく)受注会「対話から紡ぐ名前のかたち」、坂村さんによる「花の講座」、2人によるトークイベントなども予定。
開催時間は11時~19時(初日は13時から、最終日は16時まで)。月曜定休。入場無料。今月26日まで。