六本木のシンボル「アマンド」、キーコーヒー傘下へ

2010年12月にリニューアルオープンした「アマンド」六本木店

2010年12月にリニューアルオープンした「アマンド」六本木店

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 キーコーヒー(港区)は1月12日、老舗喫茶・洋菓子店「アマンド」(港区)の会社分割による飲食事業会社の全株式を取得することで同社と合意したと発表した。

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 1946(昭和21)年に創業したアマンド。1964(昭和39)年にオープンした六本木店はドラマなどのロケでも使われ、イメージカラーであるピンク色を施した外観は印象強く、待ち合わせにも頻繁に利用されていた。

 ビルの老朽化による建て直しで、2009年1月に閉店した同店。リニューアルオープンした2010年12月1日には、朝から多くのファンが訪れ、洋菓子を楽しむ客、待ち合わせをする客などでにぎわった。

 今後、「イタリアントマト」などを展開するキーコーヒー・グループ飲食事業の一翼を担うことになるアマンド。現在、都内を中心に12店舗を展開するアマンドの今後について、キーコーヒー広報担当者は「経営する上でメニューの変更や店舗追加などの可能性はあるが、現段階では考えていない」と話す。

 六本木店についても、「街の象徴として、皆さんに親しまれている店なので、『アマンド』のブランドを大事にしていきたい」と同担当者。「今後も待ち合わせに使われるなど、六本木交差点のシンボルとなっていければ」とも。現段階では、内装や外観を変える予定もないという。

 株式譲渡は3月1日を予定している。

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